6、マイクロ波の応用

1、宇宙

宇宙飛行士の方達は様々な制約の中で生活をしています。

例えば我々が当たり前の様に使っている“水”です。

宇宙では地上と同じ様には使えません。

マイクロ波で殺菌作用が期待でき水の再生能力の向上に期待できます。

少しずつですが前進しています。

 

2、農業(アグリ)

収穫した農作物、特に葉物はトリミングと言う不要な部分を除去する作業があります。

トリミングで除去された部分は廃棄されるか肥料や家畜の餌として再利用されています。

その際に乾燥が必要ですがマイクロ波を活用することで乾燥時間の短縮と匂いなどの環境改善も期待できます。

 

3、規格外製品の活用(SDGs)

栽培した野菜や果物には売り物にならない“規格外製品”が存在します。

それらは廃棄されたり家畜の餌として再利用されています。

例えば、それが高級ブランド果物であっても“規格外製品”として廃棄されます。

食品ロス低減の観点からマイクロ波を活用する事でドライフルーツ作りへスポットを当ててみました。

高級フルーツを手軽にお届けできたらと思っています。

 

4、畜舎環境の改善

牛舎、鶏舎、豚舎などから排出されるふん尿処理はたい肥として再利用されていますが大きな負担になっています。

たい肥を生産するには発酵が必須です。その条件は70℃~80℃に温度上昇させることで微生物の活動を促します。

その際にマイクロ波を活用する事で時間短縮が見込まれ生産者様の負担が軽減できます。

畜産農家さんのご負担を少しでも軽くする事が出来ればと思っています。

2020年12月18日